いろはの手紙

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おすすめジャンプ漫画⓪『打ち切り漫画に対する認識』

みなさんこんにちは。いろはと申します。

前回の記事にて、アニメ・漫画が大好きだと言いましたが、漫画のなかでも「週刊少年ジャンプ」(以下、ジャンプ)は幼い頃から購読しております。なので、私がこれまで見てきたジャンプ漫画の中で魅力的だったなと感じた漫画を毎回1つピックアップして、紹介していこうと思います。

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しかし、紹介するにあたって1つ、どうしてもお伝えしたいことがありましたので第0回という場を設けてお伝えしたいと思います。

それは「打ち切り=人気がない」という事実から「打ち切り漫画=面白くない」という偏見が生まれていることについてです。
正直、その漫画を読んでいない立場からすればこう思って当然だと思います。
しかし、これだけは断言いたしますが「打ち切り漫画=面白くない」という考えは間違っています。その理由を以下で説明いたします。

この理由を説明する前にまずはジャンプにおいての「打ち切り」とはなんなのかを詳しく説明いたします。
「打ち切り」とは、簡単に説明すると「読者に対し、雑誌内でどの漫画がおもしろかったかというアンケートを実施し、その結果、比較的に票が集まらなかった漫画を終わらせる」というシステムです。そのため先ほど書いた「打ち切り=人気がない」という認識は合っています。しかし、「打ち切り漫画=面白くない」という考え方には落とし穴があります。

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それは「戦う舞台」と「物語の展開」です。ひとえに「漫画」といってもジャンル、展開など様々な要素が異なりますよね。それは人気漫画にも言えることです。これを踏まえ、例を挙げて説明いたします。

まずは「戦う舞台」についてです。例として「恋愛漫画に力を入れている人気雑誌A」と「バトル漫画に力を入れている人気雑誌B」があったとしましょう。もちろん恋愛漫画が好きな人は雑誌A、バトル漫画が好きな人は雑誌Bに興味が湧きます。そうすると雑誌Aと雑誌Bでは読者層に偏りが生じます。
このことから、恋愛漫画は雑誌A、バトル漫画は雑誌Bで連載した方が読者の興味を惹くことになります。よって、「戦う舞台」、つまり連載する雑誌というのは漫画の面白さとは別の要素として人気に絡んできます。

次に「物語の展開」について説明します。これは細かく言うと「戦う舞台」に直結するのですが、あえて別に説明させていただきます。
早速ですが、ジャンプには最初に跳ねなければ打ち切りという特徴があります。その理由として、推測ですがジャンプは最も広く知られている少年誌というイメージのため、控えの作者が多いということなのか漫画の移り変わりが激しい激戦区となっているのではないかと考えられます。
また、相当な漫画好きでもない限り1、2話を見て面白くないと感じれば、その先を見ることはないでしょう。しかし、世の中には「序盤の展開」を「後の展開」のための準備期間とし、後に化ける漫画も多く存在します。実際にみなさんもアニメや漫画を薦める際に、「~話までは見てほしい!」「~巻からめっちゃ面白くなるからくれ!」という発言を言った、もしくは聞いたことがあると思います。
しかし、ジャンプは「最初から面白い漫画」が生き残る戦場です。2話あたりまでに読者を引きつける何かがないと、どれだけ後に面白くなったとしてもその頃には見ている人が減っておりアンケートで負けてしまうのです。よって、「物語の展開」次第では面白いのに打ち切りという現象が起こります。

以上のことから、「打ち切り漫画=面白くない」という考えは間違っていると断言します。もっと言うと、ジャンプは面白い漫画が多すぎるのでアンケートの枠が3作品しかないことに毎週苦しんでいるくらいです。

長くなりましたが、これを読んで少しでも打ち切り漫画への考え方が変わっていると幸いです。次回からは人気漫画はもちろん、こういった知られざる良作なんかも紹介していこうと思うのでよろしくお願いいたします。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

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